【中京記念】同舞台だった小倉大賞典1~4着馬がすべて参戦 大逃げで踏ん張った3着馬セルバーグが怖い

舞台適性は文句なしのセルバーグ
舞台適性は文句なしのセルバーグ

◆中京記念追い切り(17日・栗東トレセン)

 サマーマイルシリーズ第2戦、第72回中京記念・G3(21日、小倉)の追い切りが栗東トレセンなどで行われ、ヤマタケ(山本武志)記者は小倉適性の高さから勝負気配が漂うセルバーグを「見た」。

 混戦だからこそ“地の利”が気になる。中京ではなく、小倉芝1800メートルで行われる中京記念。実は今回と同舞台で行われた2月の小倉大賞典の1~4着馬がすべて参戦してくる。適性を証明済みの馬から、当然のように漂う勝負気配。栗東や現地滞在で仕上げる1、2着馬も気になるが、それ以上に不気味なのが3着だったセルバーグだ。

 この日は栗東・坂路で53秒8―12秒1。軽めだったとはいえ、弾むような身のこなしは目を引いた。「今日はサッとやれば十分」と鈴木孝調教師は説明。その後に「この舞台の中京記念にいい状態に使えるようにやってきた」と言葉を続けた。

 小倉大賞典は01年以降では最速となる前半5ハロン57秒2のペースで大逃げ。それまで2ケタ着順続きだったが、厳しい競馬で3着と踏ん張った走りは何よりも舞台適性を物語る。「前走は米子Sも考えたけど斤量が重いし、ならば今回と同じ距離のエプソムCを」とトレーナー。先週までに2週続けてCWコースでびっしり追うなど、乗り込みも意欲的だ。だからこそ、当週は微調整。ローテも調整も目標の大一番へ向けた“熱”を感じる。

 ただ、小倉大賞典組だけではない。小倉で3戦3勝のニホンピロキーフやエスコーラなど今年はコース巧者が本当に多い。コース適性、ハンデ、もちろん力量比較。週末まで頭を悩ませることになりそうだ。(山本 武志)

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