【福島5R・2歳新馬】ピコチャンブラックが流して7馬身差の圧逃 石橋脩騎手「自分はやることがなかった」

デビューVを飾ったピコチャンブラック(左、カメラ・荒牧 徹)
デビューVを飾ったピコチャンブラック(左、カメラ・荒牧 徹)

 7月20日の福島5R・2歳新馬(芝2000メートル=10頭立て)は、先手を奪ったピコチャンブラック(牡2歳、美浦・上原佑紀厩舎、父キタサンブラック)が、大物感あふれる勝ち方で7馬身差の圧勝を決めた。勝ち時計は2分3秒6(良)。

 スタートを決めて楽々とハナを切ると、4角でも手応えは抜群。残り1ハロンは流す余裕を見せて後続を7馬身も突き放した。単勝1・7倍の圧倒的1番人気に応え、石橋脩騎手は「バネがすごく利いていい馬とは分かっていました。先生ともこの先にいい曲線を描くレースをできたらと思っていたけど、ゲートも含めてスピードが違いました」と想定外の逃げに苦笑い。それでも「4角でギアが入ったし、物見や気を抜かないように気をつけるだけで、自分はやることがなかった。ギアはもうひとつ上がありそうです」評価していた。

 伯父にダービー馬のフサイチコンコルド、皐月賞馬のアンライバルドなど、母系に数々の活躍馬がおり、今後に注目が集まる。

デビューVを飾ったピコチャンブラック(カメラ・荒牧 徹)
デビューVを飾ったピコチャンブラック(カメラ・荒牧 徹)

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