来月から地方の兵庫競馬騎手に転身する小牧太騎手が21日、小倉12R・3歳上1勝クラス(ダート1700メートル=15頭立て)で、12番人気のモズアカボス(牡4歳、栗東・矢作芳人厩舎、父クオリティロード)に騎乗し、好位追走からゴール前で差し切った。JRAでは22年10月2日(中京7R・ワンダーブレット1着)以来となる通算911勝目をマークした。
この日は3鞍に騎乗し、8Rで6着、メインの中京記念はワールドリバイバルで11着だったが、最終レースで劇的な勝利を収めた。単勝5780円がついた伏兵でのVに2、3着にも人気薄が続き、3連単は131万2890円の大波乱を演出した。
1985年に地方の兵庫競馬でデビューした小牧太騎手は、04年にJRAに移籍し、G1・2勝を含む重賞34勝など活躍。近年は騎乗数が減ったこともあり、古巣への復帰を決意。地方競馬の新規騎手免許試験に今月19日に合格し、8月1日付から兵庫競馬で免許が発効となる。