【アイビスSD・山下の特注馬】初の「千直」でテイエムスパーダが一発 重賞2勝の実績は侮れない

テイエムスパーダ
テイエムスパーダ

◆第24回アイビスサマーダッシュ・G3(7月28日、新潟・芝直線1000メートル)

 新潟名物の直線芝1000メートル戦は、時折スペシャリストが発生する。当レースを21年、23年と制したオールアットワンスや、19年に勝ったライオンボスなどがそれだ。前走の成績はあまり参考にならないレースだけに、テイエムスパーダ(牝5歳、栗東・木原一良厩舎、父レッドスパーダ)にもチャンスがあると思う。

 昨年のセントウルSで2着アグリ以下を完封したように、重賞2勝の実績はここでは上位。今年のシルクロードSは14着、高松宮記念と北九州記念では18着と大敗が続くが、これは気持ちの問題が大きい。今回は直線競馬が刺激になりそうだ。

 21日の栗東・坂路でラスト1ハロンをこの日最速となる11秒7で動いているように、まだまだスピードはある。ハナにこだわらずとも、馬任せに気分良く運べれば、ガラリ一変するかもしれない。(山下 優)

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