ミシェルがJRA騎手試験3度目の受験、10月からは日本で4年ぶり騎乗へ

3度目の試験に挑むことが分かったミシェル騎手
3度目の試験に挑むことが分かったミシェル騎手

 フランス出身の女性ジョッキー、ミカエル・ミシェル騎手(29)が1日、22年、23年に続き、今年もJRAの通年騎手免許試験にチャレンジする意向であることを明かした。9月25日のJRAの第一次試験に向け来日し、3度目の試験に挑む。

 また、受験後はNAR(地方競馬全国協会)の短期免許を得る試験に臨む予定。合格すれば、10月7日から南関東競馬を中心に騎乗するとみられ、20年3月31日以来、約4年半ぶりに日本でのレース騎乗となる。

 ミシェルは19年8月、札幌競馬場で行われたWASJに出場するため初来日。20年1月27日からNARの短期免許を取得し、川崎競馬場の山崎裕也厩舎所属として約3か月間、南関東競馬を中心に騎乗した。この期間中に30勝を挙げ、短期免許を取得した外国人騎手としての最多勝記録を更新した。

 同年のJRAの通年免許試験を受ける予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大の観点から、再来日の許可が得られず、初受験は翌年に持ち越された。現在は豪州のメルボルンを拠点に騎乗している。

 “ミシェル・スマイル”で日本の競馬ファンを魅了したミシェルは「久しぶりに、競馬場でファンの皆様にお会いできることに、とてもエキサイトしています。そして、このような機会をいただけたことに心から感謝したいです。実現できるように、これからも努力を重ね、準備していきたいです」と語った。

 ◆ミカエル・ミシェル 1995年7月15日、フランス・イエール生まれ。29歳。18年冬に同国で女性騎手初の開催リーディング獲得。19年WASJで初来日し、スワーヴアラミスでJRA初勝利。20年には地方の短期免許を取得し、通算267戦30勝。同7月にカルロダレッシオ賞・伊G3(ヴァルトエルベ)で重賞初制覇。米国を経て24年は豪州を拠点に騎乗中。

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