◆第59回関屋記念・G3(8月11日、新潟・芝1600メートル)
ディオ(牡5歳、栗東・辻野泰之厩舎、父リオンディーズ)の重賞初制覇に期待している。
3連勝して臨んだ2走前のダービー卿CTは11着だったが、敗因は連戦の疲れと明白。2か月半ぶりで臨んだ前走の米子Sは2着。トゥードジボンが2番枠から逃げ切ったのに対し、自身は14番枠で終始、外を回らされる展開だった。敗れはしたが、内容は悪くなかった。
中間は約1か月前から乗り込み、先週7月31日は栗東・CWコースで5ハロン68秒8―11秒8。新馬が相手とはいえ、追走の形から豪快に伸びて先着し、状態の良さをうかがわせた。マイル重賞3勝の半兄ソウルラッシュに続く重賞初タイトル、そしてG1での兄弟対決も実現させてほしい。(水納 愛美)