◆関屋記念、小倉記念追い切り(7日・美浦トレセン)
国枝厩舎が週末の両重賞に送り出す2頭が、ともに軽快な動きを見せた。関屋記念のパラレルヴィジョンは美浦・Wコースを6ハロン84秒0―11秒7で疾走。馬なりながら併せた僚馬をグングンと突き放し、2馬身先着した。国枝調教師も「しまいに余力があったし、反応も良かったね」と声を弾ませる。前走の安田記念は13着に敗れたが、「相手も強かったし、G3ならというのはある。昨年に新潟を使った時より(佐渡S4着)状態はいいし、流れに乗ってひと脚を使ってくれれば」と、期待を込めた。
小倉記念のレッドランメルトも、Wコースで5ハロン65秒9―11秒3の好タイムをマーク。前走時より更に調子は上向いている。トレーナーも「そんなに力差はないし、折り合いもうまくついた。相手関係ひとつ」とキッパリ。重賞ダブル制覇へ向け、視界は良好だ。