久々に騎手の感触(函館)

レッドシュテルン
レッドシュテルン

 こんにちは、山本です。今日も函館からのパッチパチ。ではでは、行ってみましょうか♪

 さて、2年ぶりの函館ですが、驚いたことが2つ。まずは早朝のタクシーです。競馬場は5時半から調教開始で、ワタクシたちはタクシーで向かいます。取材初日の前日。夜にタクシーを頼もうとすると、ことごとく「予約でいっぱいで…」と断られまくる。ようやく、5件目のタクシー会社だったでしょうか。電話がつながり、少し遅れるかもという条件つきで予約。聞くところによると、コロナで運転手が激減し、早朝から始動する企業さんの大量予約なども多いそうなんですよね。しかも、初日は雨だったでしょう。競馬場へ行くまでの道端にも雨の中でタクシーを拾おうとする人がいっぱいいて、予約にホッとするやら、車がなかったらとビビるやらで…。珍しく、用意周到で良かった。今は毎日予約です。

 で、2つめがラッキーピエロです。函館が誇るハンバーガーチェーン(ですよね)だと思いますが、この駅近くのお店が常に大行列。いやね、たまに並んでいることはありましたが、ホントにズラッと100メートル近くは人の列。ワタクシ、待てないタイプでして、いまだに食べておりません。4日目ですが、普段なら一度は食べてるんだけどなぁ…。

 ということで、そろそろ本題へ。今日こそ函館で…、といきたいけど、なかなか見つかりませんねぇ、デビュー前の2歳馬…。

 そんな中で本日の函館で来週の札幌芝1800に出走する中内田厩舎のレッドシュテルン(牡、父Saxon Warrior、母エリーシエズワールド)が1週前追い切りを行いました。この日はレースでも手綱を執る藤岡佑Jの騎乗で追走先着。この馬、体質面などでデビュー予定が延びてきたんですよね。「その分、乗っているから仕上がりは悪くないです。ハミ受けが安定していなくて、その点が競馬でどう出るか。一発目から走れそうなタイプですけどね」と冷静に分析。感触は悪くないですよ。この馬自身の走りとしては、距離という面も問題はなさそうでした。

 続いては昨日、ナムラクレアの1週前追い切りに訪れた浜中J。こちらは今週のクローバー賞で武幸厩舎のヴーレヴー(牝、父サトノクラウン)に騎乗します。初戦は逃げ切り、前走は出遅れから流れに乗れずに9着に敗れました。「初戦はテンションが高くて、課題を感じていました。前走はすごく落ち着いていましたが、そのことでゲートが遅かった。ポジションを取れませんでしたね」と振り返ります。ただ、能力に関しては「やれてもいい」と評価も悪くないんです。札幌の1500メートルは器用さが求められるだけにゲートがカギですが、やれてもという気持ちにさせられる取材でした。

 こちらも週末の更新で陣営の感触をお伝えすると思うショウナンバルドル(牡、父ブリックスアンドモルタル、母アウェイク)について。2週連続で函館に駆けつけた池添Jに感触を聞きました。「今週は馬場が重くて、相手も動かなかったのですが、先週びっしりやったことでフットワークも息遣いも良くなっていました」と上昇度を感じ取ります。セレクト当歳セールで3億1000万円がついた注目馬。期待の大きさは池添Jも分かっています。「背中はいい背中をしていますよ。ただ、柔らかいぶん、まだ非力なんです。トモとかにも(筋肉が)つききっていない。操縦性などは大丈夫ですけどね」。週末にも触れますが、乗り込む須貝厩舎だと言っても、この馬はホントに乗ってきた。初戦へ向けての意欲が伝わります。

 最後に栗東から。友道厩舎のカムニャック(牝、父ブラックタイド)が新馬をホントに楽な形で勝ってくれましたよ。「出たなりで行こうという話でしたけど、全然追ってないですよね。レース後も全く問題ありません」と友道調教師は振り返ります。昨日、放牧に出されたようです。次戦などは未定。ただ、今回は2000メートルでの完勝となりましたが、「やはり、牝馬だから桜花賞は目指していきたい」とのことで、やはりマイルへの適性を探っていくようなローテーションになるんじゃないでしょうかね。話をしていても、期待度が伝わるようなトーンでした。

 今日はここまで、また明日です。ではでは

最新記事

さらに表示
ニュース検索
馬トク SNSアカウント
  • X (旧Twitter)
  • facebookページ
  • Instagram
  • LINE公式アカウント
  • Youtubeチャンネル