◆第60回CBC賞・G3(8月18日、中京競馬場・芝1200メートル)=8月16日、栗東トレセン
バースクライ(牝4歳、栗東・千田輝彦厩舎、父ハーツクライ)は坂路で軽く息を整えた。千田調教師は「順調です。前走は(レースで)爪をぶつけたりしたが、調教ではいまのところ気にならない」と納得の表情だった。
安定した末脚が魅力の馬だが、前走の北九州記念は10着に敗れた。「外を回ったとはいえ、後ろからも差されていますからね」と敗因は特定できないが、爪の不安も影響したか。いずれにしても力通りの走りではなかった。2走前のオーシャンS3着くらい走れれば、通用して不思議のない組み合わせ。「暑さは大丈夫だし、毛づやもいい。何とかいい競馬をしたいね」と指揮官は期待を込めた。