砂上も熱い(札幌)

キングスコール
キングスコール

 こんにちは、山本です。本日も北海道、札幌競馬場からのパッチパチ。ではでは、行ってみましょうか♪

 さて、昨夜は自分の意思の弱さに驚き、あきれました。例のごとく、木曜はちゃんと週末の仕込みをしないといけないと思い、ありがたいお誘いも断りつつ、ホテルで仕事をしようと決めていたのです。ホテル近くの商業ビル地下に美味しそうなパン屋さんがあり、主食になりそうな量のパン&サンドウィッチを3つ購入。あとは部屋に戻るだけ、でした。

 ところが、帰ろうとした時、目に入ったのが小樽にある有名な鶏料理店「なると」の看板です。何と、このビルの地下に出店していたのです。「なると」で有名なのが、どでかい鶏の半身揚げ。目の前で揚げたてを持ち帰れるんですよ、小樽に行かずとも。迷いはありません。購入です。しかしですよ、パンをガッツリ買ってもいる。さらに半身揚げを食べるなら、やっぱりお酒でしょ、と結局は缶ハイボールを購入。仕込みのための木曜夜はどこへやら。すぐに酔う宅飲み&日々の疲れから、すぐに落ちてしまい、目覚めた午前1時台から仕込みスタートです。手元には夜のうちに食べ切れなかったパンが3つ。何とも言えない虚無感に包まれながら、馬柱とにらめっこした次第です。

 ということで、そんな中でも午前5時半にはやって来た札幌競馬場から、そろそろ本題へ。

 まずは本日、札幌2歳Sに出走予定のキングズコール(牡、父ドゥラメンテ)が札幌ダートコースで1週前追い切りを行いました。リードホースの関係もあり、全体時計は少し遅めだったでしょかね。「ゴールを過ぎた後に肩ムチを入れて、(さらに)1ハロンいっていますからね。負荷はかけたと思います」と騎乗した藤岡佑J。ただ、今回は中間にソエなどの期間もあったんですよね。「ちょっと重かったですね。今日でどれだけ上がってくるか。ポテンシャルにも期待しています」とのこと。まだ、モタれたりするなど幼い面を多分に残しているようですが、ソダシのレコードを塗り替えた初戦で能力の高さは証明済み。藤岡佑Jも話している通り、あとはどこまで上げていくかだと思います。

 明日の競馬では札幌5Rがダートの1700メートル。砂上の戦いです。水曜まで函館で取材していたんですが、函館の関係者や記者仲間の方数人から「すごい馬かも…」と聞いたのが堀厩舎のルクソールカフェ(牡、父American Pharoah、母Mary`s Follies)なんです。カフェファラオの全弟という血統ですね。今週の攻め馬は相手に合わせるような感じだったんですが、確かに馬体から醸し出す雰囲気はオッと思うものがありました。ちょっと、取材はできていないんですが、その走りには注目しています。

 鞍上にモレイラJを迎えるのが伊藤圭厩舎のトルショー(牡、父シニスターミニスター、母ハヤブサマカオー)です。全兄に交流重賞勝ち馬のハヤブサマカオーがいますね。こちらはしっかりと乗り込んでの初陣となります。「ようやく、丹内騎手も『これなら』という状態になりました。もっと体を大きく使えればいいけど、悪くないですよ」と伊藤圭調教師。やはり、この厩舎といえば砂の名門ですし、話を聞き入ってしまいます。

 伊藤圭厩舎では来月の中京2週目のダート1800メートルでテイエムライダー(牡、父ルヴァンスレーヴ、母ドリームライター)という馬をルメールJで予定しているようなんですが、この馬すごく良さそうです。現時点でも軽く格上古馬に先着しているようで、非常に体力があるんだとか。かなり、陣営の期待度は高そうです。この厩舎には新馬圧勝で注目を集めるナチュラルライズ(牡、父キズナ)もいますし、ダート王国は健在といったところでしょうか。

 あと、関西馬のキミオモウハナ(牝、父ルヴァンスレーヴ、母サツマキリコ)ですね。こちらは調教に騎乗している小林勝Jを取材。「併せ馬の都合で今週は芝での追い切りになりましたが、しっかりと回転率の大きな走りができたと思います。適性はダートですね。楽しみにしています」と今回が初めての取材だったジョッキーですが、丁寧に話してくれました。穴っぽいところでは面白そうですよ。

 そうそう、最後に少しだけ中京の話題も。24日、5Rの新馬に吉村厩舎からシティオブロンドン(牡、父タワーオブロンドン、母メトロポール)が出走します。「これはいいと思う。条件も合っていると思うし、先々まで楽しみ」と吉村調教師の感触はかなり良かったです。あと、先週の新馬を勝ったラヴェンデル(牝、父キンシャサノキセキ)は放牧へ。「センスのいい勝ち方をしてくれました。体がまだ小さいし、血統的に気性も気をつけなければいけないのでひと息入れます」とトレーナーは意図を説明してくれました。

 では、ネット限定「厳選馬」。今日は結構、バクチだなぁ。

札幌6R・14アドマイヤアストラ(友道調教師の現3歳世代の期待度で恐らく、ベスト3には入っていた馬。前走はレース中に骨折。今日の札幌で安田助手は「1回使えば、さらに良くなりそうですが、態勢は整っていますよ」とのこと。能力で何とかする)

 続いては馬券王への道 延長戦をどうぞ。

札幌3R・8ディディット(大きく出遅れた2走前の伸び脚はよかった。発馬五分なら巻き返す)

札幌12R・1ヘヴンズタイム(この馬も発馬五分が条件だが、通用の力あり)

新潟10R・14リアド(血統的に距離短縮は魅力。好仕上がり)

中京10R・12タイキエクセロン(先行激化で末脚が生きる)

 今日はここまで、また明日です。ではでは

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