【中京4R・小倉サマーJ】1番人気ロスコフが重賞初制覇 草野太郎騎手「最後まで頑張ってくれた」

小倉サマーJを制したロスコフ(左、右は2着のニューツーリズム) (カメラ・豊田 秀一)
小倉サマーJを制したロスコフ(左、右は2着のニューツーリズム) (カメラ・豊田 秀一)

 8月24日の中京4R、第26回小倉サマージャンプ・JG3(芝3300メートル=5頭立て)は、草野太郎騎手が騎乗した1番人気ロスコフ(牡6歳、美浦・久保田貴士厩舎、父オルフェーヴル)が4角で先頭に並びかけると、直線で楽に後続を突き離して勝利した。これで通算成績は26戦5勝(うち障害6戦2勝)、重賞は初勝利となった。勝ち時計は3分33秒5(良)。5馬身差の2着に逃げた4番人気のニューツーリズム(伴啓太騎手)が粘った。そこから大差の3着は5番人気メイショウハチク(森一馬騎手)が入った。

 なお、このレースはホッコーメヴィウスが取り消し。3番人気のトゥルボー(石神深一騎手)は直線で競走を中止し、完走は4頭だった。

 草野太郎騎手は「気持ちが乗っていました。ホッコーが取り消してどれが行くのかと思っていたけど、ニューツーリズムがいいペースで引っ張ってくれた。同じ馬主さんなので、やり合ってもと思って、後ろでリズム良く脚をためることができた。抜け出すとふわっとするところがあるのですが、暑い中でも気持ちを切らさずに最後まで頑張ってくれた。前走は最後に悔しい思いをしたし、ホッコーが取り消したことからも、順調に勝つのは難しいことなので。無事に前走の借りを返すことができて、(重賞を)1個勝つことができてよかったです」と笑顔だった。

 久保田調教師は「終始いいリズムで運べました。直線では手応えが違いましたからね。最終障害は失敗するので、そこだけでした。(重賞は)ようやくですね。転向してからは大崩れしていない。キャリアを積んでよくなってくれれば。これからもっと強い馬と戦いますからね。暑い時期ですので、ゆっくり休んで、暮れの大一番に向けて頑張ってくれたら」と先を見据えていた。

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