【岩田康誠の熱血!!競馬道】成長感じるエコロヴァルツ 秋初戦のセントライト記念が本当に楽しみ

岩田康誠騎手が騎乗し、坂路で上がり重点に追い切られたエコロヴァルツ(カメラ・高橋 由二)
岩田康誠騎手が騎乗し、坂路で上がり重点に追い切られたエコロヴァルツ(カメラ・高橋 由二)

 セントライト記念(月曜中山11R)はエコロヴァルツに騎乗します。2週続けて、追い切りで感触を確かめました。1週前は栗東・CWコースで負荷をかけましたが、今週は坂路で55~56秒という指示。その通りの時計(55秒6)でまとめることができましたし、最後に軽く促す程度でしたが、全体的に先週よりいい走りができていたと思います。

 前走の日本ダービー(8着)から乗せてもらっていますが、この2回のコンタクトで特に感じたのは精神面の成長です。春はカリカリした面がありましたが、今はどっしりとした感じがあります。今日も前半2ハロンは16秒2、14秒4とゆったりした入りでしたが、しっかり折り合えていました。

 日本ダービーは大外枠に入ったこともあり、行き切る形で道中のリズムを整えましたが、今の感触ならどんな競馬にも対応できそうです。もちろん、走りの方も少しずつですが、体を大きく使えるようになっています。もともと、調教で初めて乗った時から、さすが重賞を勝っているなと思えるほど素質は感じていた馬。成長を加えて、秋初戦へ向かうことができるのは本当に楽しみです。

 先週は京成杯AHのディオで6着。3コーナー過ぎまでうまく運べましたが、そこから手応えはあったのに、動くに動けない位置にはまってしまい…。全く何もできずに残念で、本当に悔しかった。今週こそ全力を引き出す騎乗で結果を出すつもりです。(JRA騎手)

最新記事

さらに表示
ニュース検索
馬トク SNSアカウント
  • X (旧Twitter)
  • facebookページ
  • Instagram
  • LINE公式アカウント
  • Youtubeチャンネル