武豊騎手=栗東・フリー=が9月15日、疝痛のため12日に22歳で死んだ、ダートG1級9勝を挙げたヴァーミリアンを「長く乗ったし、思い出深い一頭」と追悼した。
武豊騎手はヴァーミリアンのキャリア全34戦のうち21戦に騎乗。3歳だった05年秋にダートに転向すると本格化し、07~09年のJBCクラシック3連覇など、コンビでG1級8勝を挙げた。「ダートに転向してから、無類の強さを発揮した。乗りやすかったし、精神的にも強かった。長く活躍したし、すごく大好きな一頭」としのんだ。
東京、大井、川崎、名古屋、園田と5つの競馬場でG1級を勝利。「海外も一緒に行ったし、色んな競馬場で走った。どこに行っても、地方でも中央でも、小回りでも東京でも、色んな距離で期待に応えてくれた」と、砂の王者だったかつての相棒をたたえた。