9月15日の中山4R・2歳新馬戦(芝1200メートル=16頭立て)は、1番人気のヴァージル(牡、栗東・杉山晴紀厩舎、父ビッグアーサー)が、4角先頭でデビュー戦を白星で飾った。勝ち時計は1分9秒0(良)。
ポンとスタートを出て、前半は外のデザーヴとハナを競る形に。4コーナーでは余裕の手応えで先頭に立つと、そのまま脚を伸ばして、2着のトシッキー(吉田豊騎手)に1馬身3/4差をつけて押し切った。
三浦皇成騎手は「本当に素直で操縦性も良くて、聞いていた通りでした。あまりハナには行かないで組み立てたかったが、スピードが違いましたし、ゲートも速かったので。先頭に立って抜けてからもメリハリのある走りで、追えば追うほど反応がありました。余力のあるゴールでしたし、これからスプリント(路線)で、いい能力を出してくれるんじゃないかと思います」と、能力の高さをたたえた。