【オールカマー・浅子の特注馬】サリエラが中距離で変わり身示す 国枝調教師も距離短縮を歓迎

サリエラ
サリエラ

◆第70回オールカマー・G2(9月22日、中山競馬場・芝2200メートル=1着馬に天皇賞・秋への優先出走権)

 サリエラ(牝5歳、美浦・国枝栄厩舎、父ディープインパクト)が距離短縮で反撃に出ようとしている。ダイヤモンドSでは一気の距離延長に対応して2着に好走したが、続く天皇賞・春は折り合いを欠いて12着。「前走は気合いが良すぎてガス欠したけど、競馬を覚えてきたともいえる」と国枝調教師。以前まではずぶさを見せていた愛馬の変化を指揮官も感じ取っているだけに、距離を短くしてきた点には魅力がある。

 今回と同じ2200メートルは、昨年のエリザベス女王杯で0秒3差の6着と大きく負けていない。中距離適性は高く、加えて間隔を空けても力を発揮できるタイプ。牡馬が相手でも侮れない存在になるとみている。

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