滋賀県の栗東トレーニングセンターで9月25日、自動計測されている坂路のタイムが表示されないアクシデントが起きた。調教が始まった午前5時30分から7時45分頃まで復旧には時間を要し、634頭のタイムが表示されなかった。その中には連覇を狙うママコチャ(牝5歳、栗東・池江泰寿厩舎、父クロフネ)など週末のスプリンターズS・G1に出走予定の7頭も含まれており、関係者は困惑の色を隠せなかった。同じく自動計測のCWコースに異常はなかった。
JRAは情報提供やシステム開発などを行う子会社のJRAシステムサービスが前日の作業時に再起動の手順を誤ったために起きたものと説明。この日の朝に改めて再起動を行ったことで復旧に至ったとしている。調教時にタイムが表示されなかった馬に関しても、午後1時頃にJRA―VANなどでデータを配信している。