高田潤騎手と団野大成騎手がチャリティーTシャツ売上げ金の寄付金を滋賀の児童養護施設に贈呈

小鳩の家の藤本邦子施設長(右)に目録を渡す団野大成騎手(中)と高田潤騎手(左、カメラ・玉木 宏征)
小鳩の家の藤本邦子施設長(右)に目録を渡す団野大成騎手(中)と高田潤騎手(左、カメラ・玉木 宏征)

 高田潤騎手=栗東・フリー=と団野大成騎手=栗東・斉藤崇史厩舎=が10月1日、滋賀県大津市の児童養護施設「小鳩の家」を訪問した。今回は永島まなみ騎手=栗東・高橋康之厩舎=がデザインした、100着限定のチャリティーTシャツの売上げ金16万円の目録と、中央競馬ピーアール・センターからのグッズ(ノート、ボールペンなど)を贈呈するために訪れた。

 09年以来、コロナ禍の期間以外は毎年夏に多くの騎手たちが「小鳩の家」に駆けつけ、多くの子供たちと触れ合っているが、この形での寄付は昨年に続いて2度目。イベント発起人の高田騎手は「(Tシャツは)2時間ぐらいで完売して、本当にありがたいです。子供たちは寄付よりも一緒に遊ぶ機会を求めていると思うので、これからも大事にしていきたい」と決意を新たにした。

 8月27日の同施設でのイベントに初参加した団野騎手は「自分自身、こういう施設をあまり知らず、中も案内してもらいました。自分たちの恵まれた環境とか、当たり前に生活できることのありがたさをすごく感じました。すごく素直な子供たちばかりで、元気をもらいました。来れるなら毎年、来たいですし、パワーをもらって競馬に生かしたい」と笑顔を浮かべていた。

 同施設長の藤本邦子さんは「様々な事情でお父さん、お母さんと生活できない子供たちがいます。子供たちも物心ついた時からの思い出として毎年、(騎手の)お兄ちゃんやお姉ちゃんが自分たちのために(縁日でたこ焼きなどを)作って、一緒に遊んでくれることをホントに楽しみにしています」と感謝していた。

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