◆第75回毎日王冠・G2(10月6日、東京・芝1800メートル、1着馬に天皇賞・秋優先出走権)追い切り=2日、栗東トレセン
昨年覇者のエルトンバローズ(牡4歳、栗東・杉山晴紀厩舎、父ディープブリランテ)は坂路で単走。スピード感あふれる動きで、52秒9―11秒9をマークした。西村淳也騎手は「本来のあの子の走りが戻ってきたと思います」と手応えを示した。
古馬との初対戦だった昨年は直線で力強く伸び、ソングライン、シュネルマイスターのG1馬2頭を撃破した。以降は勝利から遠ざかっているが、前走の中京記念では59キロを背負って3着。5戦ぶりに馬券に絡み、復調気配を示した。杉山晴調教師は「強いエルトンバローズを見せられたと言っていい内容」とうなずく。
西村淳騎手×杉山晴厩舎のタッグは、先週のスプリンターズS・G1をルガルで勝ったばかり。「流れや勢いは間違いなくあるでしょう」と指揮官。“黄金タッグ”で連覇を狙う。