2020年の高松宮記念で1位入線も4着に降着となり、「幻のG1馬」と言われたクリノガウディー(牡8歳、栗東・藤沢則雄厩舎、父スクリーンヒーロー)が10月2日付けで競走馬登録を抹消されたことが分かった。今後は大井競馬に移籍する予定だ。
同馬は今年の京王杯スプリングCで15着に敗れた後、北海道に放牧に出されていた。藤沢則調教師は「悔しい思いをしましたが、その後も頑張ってくれましたし、忘れられない一頭です。今後も無事に頑張って欲しいですね」と懐かしそうな表情で愛馬と歩んだ約6年を振り返った。
2018年10月で新馬を勝った後、同年暮れの朝日杯FSで2着。その後は折り合い面で苦労しながらも、重賞で上位争いを続け、15番人気だった2020年の高松宮記念では1位入線したものの、ゴール前で左に斜行したことでG1で史上4回目の1位入線馬降着となった。その後もオープンで2勝したものの、重賞タイトルを手にすることはできなかった。