2019年のナッソーSを勝ち、日本で調教された牝馬による初の英国G1制覇を成し遂げたディアドラ。その初子で、生まれ故郷のアイルランド語で妖精という意味のシオーグ(牝2歳、栗東・中竹和也厩舎)と名付けられたウートンバセット産駒が、14日の東京5R(芝1800メートル)でベールを脱ぐ。
橋田厩舎時代、母と一緒に約1年8か月に渡って海外を転戦した橋田助手は「親が偉大なんで大変です」と苦笑いするが、「性格がいいですよ。素直で乗り手の言うことを聞きます」とセールスポイントを明かす。坂路で3週続けて53秒台を計時。中竹厩舎は馬体重を計らないが「460キロぐらいだと思います。お母さんも使いつつで3戦目で勝ちましたし、まだまだこれからの馬ですが、態勢は整ったと思います」と前を向いた。