◆第29回秋華賞・G1(10月13日、京都競馬場・芝2000メートル、良)
牝馬3冠最終戦は15頭で争われ、クリストフ・ルメール騎手が騎乗した1番人気のチェルヴィニア(美浦・木村哲也厩舎、父ハービンジャー)が勝利。このレース結果を受けて、現役時代に中央&地方で通算4464勝を挙げている元騎手の安藤勝己氏が13日に自身のX(旧ツイッター)を更新した。
オークスに続くG1タイトルを手にしたチェルヴィニアに関しては「桜花賞の敗戦が活(い)かされとる。パドックの気配が良かったし、スタート決めてから操縦性が段違い。京都内回りで強い馬にあの乗り方されたら荒れない」と称賛。また、外から強烈な末脚で2着まで詰めたボンド―ガルについても「ペースを読んでさすがユタカちゃん。マイル路線で結構な馬になる」と評価した。
桜花賞馬のステレンボッシュは3着確保が精いっぱいだったが、「ゲート悪くてプラン難しくなった」と敗因を指摘。「スタート良ければクリスマスパレードの後ろで楽に競馬できる並びやったんだけどな。それでも勝てたとは言わんが2着に等しい地力は見せとる」と分析した。
掲示板を外したなかでも安藤氏の目を引いたのは7着馬。「惜しかったんがタガノエルピーダ。気持ちは分かるけど手応え良すぎて勝ちに急いだ」と言及している。また、3番人気ながらまさの最下位に惨敗したクイーンズウォークについては「ゲートでテンション保てなかった」と指摘した。