◆第29回秋華賞・G1(10月13日、京都競馬場・芝2000メートル、良)
牝馬3冠最終戦は15頭で争われ、クリストフ・ルメール騎手が騎乗した1番人気のチェルヴィニア(美浦・木村哲也厩舎、父ハービンジャー)が勝利。前走のオークスとの2冠制覇を果たした。ルメール騎手は2017年ディアドラ、18年アーモンドアイに続く3勝目。木村調教師は4頭目の出走で初勝利となった。勝ちタイムは1分57秒1。
2着は5番人気のボンドガール(武豊騎手)、3着は2番人気のステレンボッシュ(戸崎圭太騎手)だった。
岩田望来騎手(ラヴァンダ=4着)「すごくいい競馬をしてくれました。いいポジションでいいリズムでしたし、自分のタイミングで追い出せました。抜け出すかと思いましたが、前の3頭は強かったです。まだ成長の余地があるので、これから期待できます」
石川裕紀人騎手(クリスマスパレード=5着)「返し馬で具合のよさをすごく感じた。いい気合いでも落ち着いていたし、自信を持って乗れました。バシっとはまったけど、決め手の差が出ました。成長を感じますし、大舞台でも動じない馬。巻き返せる馬だと思います」
津村明秀騎手(ミアネーロ=6着)「内枠を引けてやりたい競馬ができました。上位とはタフさで負けたのかな。紫苑Sの4コーナーと違ってふらついたりして伸びあぐねてしまった。こういう展開になるとまだ厳しいのかも知れません。メンタルは成長していたのでまだまだ上に行けると思います」
団野大成騎手(タガノエルピーダ=7着)「具合は良かったですし、やりたい競馬はできました。難しい展開になりましたが、力は出してくれました」
鮫島克駿騎手(チルカーノ=8着)「馬のリズムを大事にしようと思いました。ステレンボッシュなど有力馬がいて、競馬はしやすかった。直線もついていく形でしたが離されてしまった。現状の力の差はあったと思います。現状の力は出せましたし、これからに期待しています」
坂井瑠星騎手(コガネノソラ=9着)「非常に素直で乗りやすい馬。強いメンバーのなか頑張ってくれました」
北村友一騎手(ホーエリート=10着)「おとなしい馬で乗りやすかった。もうひとつ瞬時にギアが上がってくれれば、この馬場と内枠を生かせたと思います」
鈴木孝志調教師(ラビットアイ=11着)「現状の力は出せたかな。自己条件から改めてですね」
横山武史騎手(アドマイヤベル=12着)「厩舎サイドに工夫をしてもらったことでいつもよりいいスタートが切れた。ペースは流れましたが、理想のポジションで運べました。最後は伸びませんでしたね。マイルくらいでもいいかなと思います」
藤岡佑介騎手(セキトバイースト=13着)「外枠なので仕方がなかったですが、前回のようにフワッと行ける形にならなかった。これくらいのペースでも良かったのですが、どこかで息を入れたかった。それができなかったぶん、苦しくなりました」
松山弘平騎手(ランスオブクイーン=14着)「開幕2週目で芝の状態が良く、芝の硬さを気にする走りでした。本来の走りができなかった」
川田将雅騎手(クイーンズウォーク=15着)「無事に終わってくれているといいなと思いました」