【東京5R・2歳新馬】単勝1・4倍の断然人気 デンクマールが“圧逃”V ルメール騎手「まだ伸びしろがある」

デビューVを飾ったデンクマール(右)(カメラ・荒牧 徹)
デビューVを飾ったデンクマール(右)(カメラ・荒牧 徹)

 10月14日の東京5R・2歳新馬(芝1800メートル=11頭立て)は、単勝1・4倍の断然1番人気に推された良血デンクマール(牡2歳、美浦・田中博康厩舎、父モーリス)が、逃げ切ってビュー戦を飾った。勝ち時計は1分47秒7(良)。

 スタートをポンと出てハナを奪うと、もう独り舞台だった。道中はマイペースを刻み直線に入っても脚いろは衰えない。外からタイヨウノキセツが迫ったが、寄せ付けず3馬身半差をつける完勝劇。母に桜花賞3着、オークスでも2着に入る活躍をみせたリリーノーブルをもつ良血馬が、危なげなく初戦を突破した。

デビューVを飾ったデンクマール(左は田中博康調教師、右端はクリストフ・ルメール騎手)(カメラ・荒牧 徹)
デビューVを飾ったデンクマール(左は田中博康調教師、右端はクリストフ・ルメール騎手)(カメラ・荒牧 徹)

 クリストフ・ルメール騎手は「ゲートがすごく速かった。ずっと乗りやすかったし、冷静に走ってくれました。直線もいい脚で加速してくれました。マイルの馬ですね。まだ重い感じだし、もっとシャープになれる。そのぶん、伸びしろがありますね」と先を見据えた。

 田中博調教師は「思った以上に強い競馬をしてくれた。これからの成長次第でもっと楽しめそう」と期待を口にした。

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