【菊花賞・角田の特注馬】超抜の動き! ピースワンデュックで柴田善臣騎手が10年4か月ぶりのG1勝利を

ピースワンデュック(馬上は柴田善臣騎手)
ピースワンデュック(馬上は柴田善臣騎手)

◆第85回菊花賞・G1(10月20日、京都競馬場・芝3000メートル)

 ピースワンデュック(牡3歳、美浦・大竹正博厩舎、父グレーターロンドン)は、4月の未勝利から3連勝で2勝クラスを突破。全く底を見せない走りでG1に初挑戦する。

 とにかく追い切りの動きがすさまじく、10月3日には重馬場の美浦・Wコースでこの日、一番時計となる6ハロン79秒8を馬なりでマーク。10日には4歳2勝クラスのライブリームーランを5馬身ほど追走し、最後の直線だけで1馬身先着と抜群の伸びを見せた。デビュー戦からコンビを組み続ける大ベテラン柴田善臣騎手も「他の馬の息遣いしか聞こえないし、心肺機能が高い。この馬はすごいよ」と絶賛する。

 柴田善騎手がG1に出走するのは21年のジャパンC(ムイトオブリガード)以来で、勝てば14年安田記念のジャスタウェイ以来。測り知れない素質を持つ相棒と、58歳の偉業に挑む。

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