◆ブリーダーズカップフィリー&メアターフ・G1(11月2日、デルマー競馬場・芝2200メートル、牝馬)国内最終追い切り=10月19日、栗東トレセン
マーメイドSの勝ち馬アリスヴェリテ(牝4歳、栗東・中竹和也厩舎、父キズナ)が出国前の最終追い切りを行った。
坂路で中竹調教師がまたがり、前半からスピード感十分の走り。しまい強めに追われ、50秒2―12秒2の好タイムでまとめた。なお、現段階では第1希望のBCフィリー&メアターフに登録しているが、レーティングの関係で出走できなければ同日のBCディスタフ(ダート1800メートル、牝馬)に回る。鞍上はどちらの場合でもカイル・フレイ騎手=アメリカ=になる見込みで、現地での調教にも騎乗する予定。
中竹調教師は「迫力がすごかった。パワーがすごいので、これならディスタフに出走することになっても大丈夫でしょう。飼い葉も食べているし、体も立派だからしまい促す感じでやった。冷静にうなっている感じ。あとは空輸が初めてなのと、向こうに着いてからの調整がどうかです。左右のバランスもいいし、肩や腰に気になるところもない。このまま維持していきたいです」と満足そうだった。
BC各競走に出走予定の関西馬は、22日に成田空港から出国する。