伝説の日(栗東)

パーティハーン
パーティハーン
ヤマニンブークリエ
ヤマニンブークリエ

 こんにちは、山本です。今日も梅田の会社に居残ってのパッチパチ。ではでは早速、行ってみましょうか♪

 さて、明日は菊花賞。とはいえ、当ブログ的には「伝説の新馬戦」が行われる日です。伝説と呼ばれるようになったきっかけは、恐らく08年菊花賞デーの芝1800メートル。1着アンライバルド、2着リーチザクラウン、3着ブエナビスタが皆、春のクラシック戦線の中心に立ち、秋には4着のスリーロールスも菊花賞馬に輝いたレースです。ワタクシね、何度か書いてますが、翌年の桜花賞前にブエナビスタの読み物の企画で行き詰まり、ふと思いついたのが前年のこの新馬戦を掘り起こすこと。幸いにもアンライバルドの友道調教師、リーチザクラウンの橋口調教師にはかわいがってもらっていましたから、この二人にブエナビスタの印象を聞き、「近い将来、伝説の新馬になるかもしれない」と原稿に書いた。伝説って書いたの、この時が最初だと思うんだけどなぁ。

 その後の菊花賞デーの新馬からはエピファネイア、シャフリヤールなどのG1馬が出ています。個人的には当週に発熱情報が入り、追い切りも軽めになったりして、不安情報が流れたエピファネイアがレースで圧勝した時には度肝を抜かれた。同じ取材過程をたどり、見守っていた人は誰もが「こりゃ大物だ」と思ったはずです。そんな菊花賞デーの芝中距離で行われる新馬ですが、昨年は芝2000メートルで、今年は芝1800メートル。年によって、距離がまちまちなんですよ。いつも、大ざっぱなワタクシですが、こういう条件は毎年同じであってほしいな、と思っております。

 ということで、そろそろ本題へ。明日の競馬を中心に見ていきましょう。

 この流れから真っ先に取り上げるべきは京都5Rでしょうね。まずは大久保厩舎のリッター(牡、父キズナ、母ワンダーオブリップス)ですね。こちらはグロリアムンディを圧倒した先週の攻め馬が光ります。「大きな馬ですけど、シャープな動きをするんですよ。1800という条件もよさそうなタイプですね」と山口助手。大久保厩舎でキズナ産駒、前田晋二オーナーといえば、ディープボンドと同じになりますね。

 続いてはアンライバルドの友道厩舎からパーティハーン(牡、父Wootton Bassett、母グリーンバナナズ)ですね。こちらは金子真人HDがセレクトセールで、2億7000万円で落とした馬です。お姉さんにBCフィリー&メアターフ勝ち馬がいます。ただ、注目度が大きいだけに、友道調教師のジャッジは控えめといった感じ。「いい馬で時計も出ているけど、まだ緩いんですよね。現状は長くいい脚を使うといった感じです」と説明します。その現状でどんな走りを見せるのか。川田Jは落馬負傷のため、坂井Jへの乗り替わりとなっています。

 そして、最後に松永幹厩舎のヤマニンブークリエ(牡、父キタサンブラック、母ヤマニンプードレ)。こちらはね、実は明日の紙面コラムに書いているんですよ。ということで、簡単に書きますが、実は先週の段階で「使うかは、豊に(追い切りに)乗って決めてもらう」と松永幹調教師は話していたんですよね。ということは、レジェンドのGOサインが出たんでしょう。「動きが良かったし、使います。元気がいいので当日の落ち着き次第だけど、動ける態勢にはあります」とトレーナー。こちらも有力馬の一頭です。

 さて、実はこの一つ前のレース。京都4Rもかなり熱いメンバー。動きのいい馬が非常に多いです。先週、好感触を伝えた杉山晴厩舎のエリカエクスプレス(牝、父エピファネイア、母エンタイスド)エルモドンナ(牝、父エピファネイア、母ロベルタ)。福永助手が「ハミの取り方などを教えながらの調整ですが、追い切りではいい動きを見せています」と話すミッキージュエリー(牝、父エピファネイア、母ミッキーチャーム)や、須貝調教師の期待を何度か伝えてきたスピリットサージ(牝、父ブリックスアンドモルタル、母サラフィナ)の走りも楽しみです。

 少しだけPOG情報。その須貝厩舎では来週の京都芝1600メートルでテキサスツイスター(牡、父スワーヴリチャード、母ノッツダルジェント)がデビューします。鞍上は団野J。須貝調教師は「長く脚を使えそうなタイプ。悪くないよ」と好勝負を見込んでいました。杉山佳厩舎ではイフェイオンの下になるミニトランザット(牡、父エピファネイア、母イチオクノホシ)は来月9日、京都芝マイルのデビューを予定しています。「いいモノがありそうで、素質を感じます」と1本目の追い切りを見届けた杉山佳調教師。実は球節の不安で入厩などは遅れたのですが、ここにきてピッチが上がっています。このレースになると、福永厩舎のアスクセクシーモア(牡、父キタサンブラック、母アイムオールレディセクシー)との対戦になるのかな。

 続いては松下厩舎。厩舎ゆかりの血統になりますね、レシステンシアの下になるエスタンシア(牝、父ドゥラメンテ、母マラコスタムブラダ)は栗東に戻ってきました。今後は来月3日の京都芝1800を北村友Jで予定しています。「今週はよかった。来週はしっかりやります。まだ線は細いけど、いい馬になりそう。距離に融通は利きそうですね」と松下調教師は説明。いい形で進んでいるようですね。最後にXで質問のあった池江厩舎のマンオブノーブル(牡、父キズナ、母キトゥンズクイーン)。先週デビュー予定ながら使わなかったのですが、少し爪を痛めたたために放牧へ出されたとのこと。少し間隔は空きそうですが、大きなケガなどではなさそうです。

 では、ネット限定「厳選馬」をどうぞ。

東京2R・5ダノンリュラ(前走の末脚は目をひくもの。決め脚生きる東京で前進必至)

 続いては馬券王への道 延長戦をどうぞ。

京都8R・7サニーサルサ(能力はあるはず。砂投入で起爆剤)

京都10R・12バトルハーデン(中山マイルは不向き。叩いた上積みを加え、京都で変わる)

新潟9R・9サウンドレイラ(立て直した。ベストの距離で反撃)

東京12R・11ダノンスウィッチ(前回は返し馬からテンションが高かった。落ち着き次第も能力上位)

 今日はここまで、また次回です。ではでは

最新記事

さらに表示
ニュース検索
馬トク SNSアカウント
  • X (旧Twitter)
  • facebookページ
  • Instagram
  • LINE公式アカウント
  • Youtubeチャンネル