香港カップは日本と香港による争い。本命は地元のロマンチックウォリアー。春のクイーンエリザベス2世Cや安田記念で見せた憎らしいほどの強さは今シーズンも継続。前哨戦を盤石の内容で制し、史上初の香港カップ3連覇へ態勢を整えている。
タスティエーラは天皇賞・秋で2着と復活ののろしを上げた。本命馬とは血統的に同じ父系という共通点もあり、当地でも力を発揮できると見た。リバティアイランドは今年2戦こそ案外だが、まともに走ればあっさり差し切れるだけの能力がある。この3強対決という見立てだが、割って入るならアイルランドのコンテントとウイングスパン。
◎ロマンチックウォリアー
〇タスティエーラ
▲リバティアイランド
△コンテント
△ウイングスパン
◆成田幸穂(なりた・さちほ) 1984年8月8日、東京生まれ。(株)サラブレッド血統センター所属。週刊競馬ブック連載「海外競馬ニュース」の編集を担当。同誌のほか、研究ニュースで予想コラム「血統アカデミー」を執筆中。12月8日(日)16時45分から、ラジオNIKKEI第2「香港国際競走実況中継」に出演予定。