◆第69回有馬記念・G1(12月22日、中山競馬場・芝2500メートル)追い切り=12月18日、栗東トレセン
シャフリヤール(牡6歳、栗東・藤原英昭厩舎、父ディープインパクト)は西塚洸二騎手(レースはクリスチャン・デムーロ騎手)を背に、芝コースを単走で追い切った。ハミを取って集中した走りを披露し、雰囲気は非常に良かった。藤原調教師は「気分良く、ストレスをかけないように。レース間隔は短いけど、去年に比べたらね」と満足げに話した。
BCターフから有馬記念というのは昨年と同じだが、大きな違いがひとつある。昨年は当初、香港遠征を予定していたが、現地での馬体検査で不整脈の疑いで出走を認められず、帰国して検疫を受けながら中山競馬場で1頭で調教していた。今年は当初から有馬記念を目標にして、栗東トレセンで思うような調整ができている。
前走のBCターフでは3着と、引き続きトップレベルでの走りができている。「力は見せてくれた。今年は有馬を予定していたからね。ここまで理想的に来ている」と指揮官。昨年は0秒3差の5着だが、今年も侮れない存在になりそうだ。