【阪神カップ】春のスプリント王者マッドクール 陣営も納得「中身のある」追い切り 復活Vへ好気配

坂井瑠星騎手を背に坂路で追い切るマッドクール
坂井瑠星騎手を背に坂路で追い切るマッドクール

◆第19回阪神カップ・G2(12月21日、京都競馬場・芝1400メートル)追い切り=12月18日、栗東トレセン

 春のスプリント王マッドクール(牡5歳、栗東・池添学厩舎、父ダークエンジェル)に復活気配だ。坂井瑠星騎手を背に坂路を単走し、軽く促す程度で51秒9―12秒0を計時した。首を大きく使い、力強く地面をかき込む豪快なフォームでグイグイと加速した。名倉助手は「スプリンターズSの時と違って、中身のある追い切りができました。加速ラップだったし、タメが利いていましたね」と納得の表情を浮かべた。

 5か月ぶりだった前走はテンに置かれて追走に苦労し、そのぶん直線での伸びを欠いた。「前走は大人しすぎたし、ペースもしんどかったですね」と同助手は分析する。「寒い時期の方がピリッとしてこの馬にはいい。1400メートルになることで楽に前の位置をとれれば。前にスッとつければ最後まで伸びる馬ですからね」。高松宮記念以来の重賞Vへ、態勢は整っている。

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