2月2日の京都5R・3歳新馬(芝1800メートル=17頭立て)は、7番人気のハギノピアチェーレ(牝、栗東・高野友和厩舎、父キズナ)が勝った。勝ち時計は1分49秒9(稍重)。高野調教師はこの勝利でJRA通算400勝を達成した。
大外枠から二の脚をつけて2番手へ。先頭が控えて押し出されるようにハナに立ち、レースを引っ張った。手応え良く直線を向くと、じわじわと脚を伸ばし、残り2ハロンで2着のニューヤンキー(石川裕紀人騎手)が差し込んでくると、二枚腰を発揮して首差で振り切った。
今年初勝利を挙げた藤懸貴志騎手は「調教から跳びが大きく、長く脚を使えそうなイメージだったのである程度のポジションで、と思っていました。ハナに立った時に物見をしていましたが、それだけ余裕があった証拠だと思います。(後続に)来られてからの残り2ハロンの根性はいいなと思いましたし、よく走ってくれたと思います」と笑顔で振り返った。