【東京11R・根岸ステークス】フリームファクシは3歳時に23年きさらぎ賞を制したが、それ以降白星から遠ざかっていた。再浮上のきっかけとなったのが砂に路線変更した3走前。オープンでいきなり4馬身差の圧勝を決めると、前走のリステッドも後続に3馬身差をつけた。いずれも今回と同じ7ハロンで斤量59キロを背負ってのパフォーマンス。57キロなら重賞でも勝ち負けに期待できる。
連戦続きで状態面だけが気がかりだったが、今週の栗東・坂路で52秒0を馬なりでマーク。連闘での好走歴があるようにタフな馬だけに、今回も力を発揮する態勢にある。
半姉に秋華賞と英G1を制したディアドラがいるが、母ライツェントの1歳上の半兄は地方を含めダート重賞4勝のランフォルセ。1歳下の半弟は同5勝のノーザンリバーと血統的な伸びしろも十分。芝、砂ダブル重賞制覇を達成し、ダートG1への足がかりにしたい。
ロードフォンスは当舞台を2連勝中。コース適性に勢いも十分で重賞初挑戦でも侮れない。コスタノヴァは7ハロンに戻れば反撃必至だ。