JRAは1日、デビュー2年目の大江原比呂騎手(美浦・武市康男厩舎)が引退したことを発表。同騎手から申請があり、同日付で騎手免許を取り消した。
大江原騎手は昨年3月のデビューからわずか11か月でムチを置くことになった。24年3月2日にJRA史上13人目の女性ジョッキーとして中山競馬場でデビューしたが、8月31日の新潟競馬では負担重量超過のため、負担重量が0・5キロ増量に変更されたり、10月の東京競馬では体重の調整ができず脱水症を発症して騎乗変更。9日間の騎乗停止処分を受けるなど自身の体重管理でかなり苦労していた様子だ。12月1日の中山競馬では当日朝の調教で右手小指を負傷し、騎乗予定の1鞍が乗り替わり。それ以降の騎乗はなかった。JRA通算成績は198戦4勝。
昨年10月にパイオニア的存在だった藤田菜七子さんが引退。再び女性騎手の引退で現在は5人が中央競馬に所属しているが、X(旧ツイッター)では「JRA所属の女性騎手」がトレンドに入るなど、競馬ファンの関心を集めている。「お疲れ様でした」「本当に残念です」「やはり体重管理はキツかったか」「第2の人生の活躍を応援したい」「体を壊す前に判断したのは良かったと思う」「大変な仕事だよな」「減量するの大変なんだね…騎手って仕事は軽い気持ちでなれないよな」「藤田菜七子とか永野猛蔵とかもそうだけど、騎手免許を諦めるのが異様に早くないか?」などのコメントが寄せられている。