今年で6歳を迎えた◎トーセンリョウだが、まだキャリアは12戦。全兄に重賞ウィナーがいる良血のディープインパクト産駒は、無理をせずに使われてきたことで昨秋から本格化してきた。
今回と同舞台だった2走前は、先々週の日経新春杯で3着のマイネルエンペラーに0秒3差をつけての完勝。重賞初挑戦だった前走の中日新聞杯は4着で、タイム差なしの2着ロードデルレイが次戦でG2を制覇。3着のマテンロウレオは先週のアメリカJCCで2着だった。この2戦の結果からも重賞級の力がある。
中間の調整も順調で先週、今週と美浦・坂路での軽快なフットワークが目を引いた。馬体、雰囲気はさらに良くなっている印象。当舞台で挙げた2勝と同じ内枠も好材料で、勝機は十分だ。
トゥデイイズザデイはオープンとリステッドで2着が3回。前回はもまれ弱さを露呈したが、スムーズに運べれば反撃がある。シンリョクカの前走は先行できず消化不良の一戦。自分の形で運べばしぶとく、こちらも巻き返す余地あり。