◆第39回根岸S・G3(2月2日、東京競馬場・ダート1400メートル)
年明けの東京開催の幕開けを飾るダート重賞で、直線の長い舞台設定から長く脚を使えるタイプに注目しておきたい。このレースでは23年にギルデッドミラーが4角11番手から2着に食い込んでおり、21年は10番人気の8歳馬ワンダーリーデルが4角16番手から追い込んで激走するなど、持ち前の決め手を生かして浮上するシーンがある。
今年も登録段階で関西馬に有力馬がそろっているが、関東からチョイスしたいのはショウナンライシン(牡5歳、美浦・大竹正博厩舎、父エスケンデレヤ)だ。デビューから主に砂の中距離路線を歩んできたが、3走前のグリーンチャンネルCは直線で内から強襲してマイルでも鮮やかな勝利を飾った。
初の7ハロン戦だった前走のすばるSは、追走に苦労しながら4角15番手から7着まで追い上げて、外から伸びた脚は見どころがあった。距離2度目、東京替わりでマークしておきたい一頭だ。(坂本 達洋)