巨人に新加入した田中将大投手(36)が26日、引きの強さを見せて新天地での活躍を予感させた。都内で行われた「netkeiba」主催のイベントに参加。約100人の前で中央競馬の予想を行い、球団名の入った「リトルジャイアンツ」の1着を的中させた。
計3レース予想したうちの1発目。16年に有馬記念のアンバサダーを務めるなど大の競馬好きで知られる右腕は、中山9Rの出走馬の中で〈5〉リトルジャイアンツに目をつけた。「(名前的に)これは無視できなかった(笑)。最初のレース、巡り合わせ的に買っておかないと」。祈りは通じ、さらに自身が一口馬主として出資する馬が2着。「これは政府か何か大きな力が…」「やはり“持ってる”」と周囲もざわざわ…。馬連550円的中となり「本当にビックリ。楽しかった」とご満悦で頬を緩めた。
コーナーでは「88年世代」の存在を問われ「僕でいえば、高校時代はマエケンが1番」と米タイガースの前田について言及。「ボーイズリーグのリーグも一緒で、彼が日本代表のエースとして世界大会で活躍しているのとかも全部知っていた。すごく意識していた」と中学時代からライバル視していたことを明かした。
ももクロ締め 馬券的中でキャンプインにも弾みをつけ「去年は(競馬で)プラスの回収率。今年もプラスを出せるように」と笑った。翌日に宮崎移動を控える中、その後も約500人が集まった「マー君ROOM2025」で大ファンのももいろクローバーZとコラボし「オフが本当の意味で終わった。(今の)楽しみは自分がどんだけやれるんかってこと」。日米200勝達成にとどまらず、年間フル回転、貯金も求められる投手陣最年長。「もちろん、やるつもり。勝利を届ける」。阿部ジャイアンツを1着へと導く覚悟はできている。(堀内 啓太)