2024年度JRA賞授賞式が1月27日、都内のホテルで行われ、同時にJRA顕彰授与式も行われた。
対象19年目で選出されたキングカメハメハに松田国英・元調教師は「このような賞をいただき、本当にありがとうございました。非常にお利口な馬で、扱う者にたいして、また騎乗者にたいして服従の姿勢を崩さなかったお利口な馬です。種馬としても母の父としても、ブラックタイプにのることが調教師としての夢だったのでうれしいです」と喜びを口にした。
また、日本ダービーで騎乗した安藤勝己・元騎手は「乗りやすい馬なので、思ったより緊張しませんでした。本当にどっしりと落ち着いていて、何も不安がない扱いやすい馬でした」と振り返った。
04年にNHKマイルC、日本ダービーと変則2冠を達成。種牡馬入り後は数多くの名馬を輩出したが、最高傑作と言われるロードカナロアはG1を6勝。そのロードカナロア産駒のアーモンドアイへと血がつながり、親子3代での顕彰馬選出という快挙につながった。
2019年に18歳で没後も絶大な影響力を誇り、2024年度の顕彰馬に選出された。