第39回根岸ステークス・G3は2月2日、東京競馬場のダート1400メートルで行われる。
ダート投入後3戦2勝のフリームファクシ(牡5歳、栗東・須貝尚介厩舎、父ルーラーシップ)が中心。前走のすばるS・リステッドは先団追走から最後の直線では鮮やかに抜け出して3馬身差をつけた。59キロを背負いながら、速めの流れを正攻法で押し切った内容は評価できる。中2週になるが、1月23日の栗東・坂路ではスムーズな脚さばきで駆けており、状態に不安はない。2023年きさらぎ賞以来の芝&ダート重賞制覇に挑む。
コスタノヴァ(牡5歳、美浦・木村哲也厩舎、父ロードカナロア)も充実ぶりが目立つ。2走前に昨年の覇者のエンペラーワケアを完封した実力が光る。前走のクラスターC・Jpn3は初の6ハロン戦に戸惑った印象があり、不完全燃焼。ここでも主役を張れる一頭だ。
8歳馬タガノビューティー(牡8歳、栗東・西園正都厩舎、父ヘニーヒューズ)も前走のJBCスプリント・Jpn1(佐賀、1400メートル)で初のビッグタイトルを手にし、勢いは十分。展開次第で逆転があっても不思議はない。大型馬のドンフランキー(牡6歳、栗東・斉藤崇史厩舎、父ダイワメジャー)はテンの速さが魅力。23年7月にプロキオンS・G3を制しており、7ハロンにも対応できる。