1月26日の中山4R・3歳新馬戦(ダート1200メートル=16頭立て)は、6番人気のワンダラー(牡、美浦・黒岩陽一厩舎、父マクフィ)が、ゴール前できっちりと差し切ってデビュー戦を白星で飾った。勝ち時計は1分12秒9(良)。
大外の16番枠から好スタートを決めて、そのまま流れに乗って好位2、3番手を追走した。外からまくってきた馬がきても、慌てず騒がずに構えて、直線は長く脚を使って最後は2着のアシャカトベを半馬身差とらえた。
内田博幸騎手は「外枠もよかったです。スタートが速かったし、(道中で)1頭まくっていく馬がいたけど、ついていくことはないと思った。僕の馬はじっとしていて、最後までしっかりと走れました。スピードがあるので、楽しみですね。よかったです」と笑顔で勝利を振り返った。
黒岩調教師は「外枠でもまれない競馬がよかったと思います。追って追っての追走でしたけど、並んでからはいい脚を使えました。体が大きくて緩くて加速にもたついていたが、体力を備えてスタミナを生かす競馬ができたのがよかった。現状は短いところですね。まだ伸びしろがある馬で、じっくりとやっていきたい」と、うなずいた。