★京都3R・3歳未勝利の馬トク激走馬=アスターシッキム
芝でデビューしたリオンディーズ産駒だが、3戦目でダートへ転向。休み明けの馬体重14キロ増で7着に終わったが、砂2戦目の前走は0秒6差の5着と前進した。
その前走は好位から抜け出そうとしていた直線半ばで、内にいた馬がラチにぶつかるアクシデント発生。加速しているなかで、そのあおりをもろに受けた影響が大きかった。
砂2戦目でレースぶりが大幅に良化しているうえに、「前走より枠順が好転」と「距離変化で好転」の2点が激走要因と出ている。北村友一騎手がコンビ継続するのも心強い。
★小倉8R・4歳上1勝クラスの馬トク激走馬=クインズステラ
22年7月の札幌のダートで初勝利を挙げてから、現級では3着3回が最高成績。その3回は冬の小倉2回、春の福島1回と小回りで起伏が緩やかなローカル開催だった。
前走は4か月半ぶりの休養明けで10着どまり。後方追走から直線の末脚に懸けたものの、最後に急坂が待ち構える中山ではまったく持ち味を生かせなかった。
今回は「近走着順から期待高」と「減量騎手向く条件」が激走馬の要因に。特に後者は大きなポイントで460キロ台の馬にとって斤量3キロ減はアドバンテージになる。
★東京12R・4歳上1勝クラスの馬トク激走馬=フォティーゾ
皐月賞馬ソールオリエンスの半弟はデビューが3歳4月とかなり遅く、4戦目でようやく未勝利を突破。3か月半の休養を挟んだ昇級初戦の前走では9着に敗れた。
その前走は縦長の展開を中団追走。3角手前ではスペースがなく、ポジションを下げざるを得なかったが、4角でも反応が鈍く、馬体重8キロ増が影響したように映る。
今回は休養明けを叩いて、仕上指数もトップに算出されているうえ、激走ポイントは「上位騎手騎乗」と「距離変化で好転」。特に好調のキング騎手なら抑えておきたい。