【高松宮記念展望】悲願のG1制覇を目指すナムラクレアが中心 昨年の覇者マッドクールも好状態

高松宮記念の主な出走予定馬。※騎手は想定
高松宮記念の主な出走予定馬。※騎手は想定

 第55回高松宮記念・G1は3月30日、中京競馬場の芝1200メートルで行われる。

 スプリント路線の活躍馬がほぼ出そろう好メンバー。2年連続で当レース2着のナムラクレア(牝6歳、栗東・長谷川浩大厩舎、父ミッキーアイル)はルメール騎手との初コンビの前走、阪神Cを快勝。昨年は頭差で涙をのんだが、今年こそは勝利をつかみたい。ルメール騎手が乗った1週前追い切りもいい動きで、状態面に不安はない。馬場の良否も問わない、安定感はここでも一歩リード。

 昨年の勝ち馬マッドクール(牡6歳、栗東・池添学厩舎、父ダークエンジェル)はスプリンターズSでは12着に崩れたが、阪神Cはナムラクレアの2着と巻き返した。こちらも1週前追い切りで好タイムを出しており、連覇に向けて態勢は整っている。

 ルガル(牡5歳、栗東・杉山晴紀厩舎、父ドゥラメンテ)は昨秋のスプリンターズSの勝ち馬。昨年はレース中の故障もあって10着だったが、2週続けて栗東・坂路で50秒台前半を出している。香港スプリントは結果が出なかったが、反撃があっていい。

 トウシンマカオ(牡6歳、美浦・高柳瑞樹厩舎、父ビッグアーサー)は昨年は苦手な重馬場に泣いた。昨年のスプリンターズSで2着と地力を強化しており、ここでも末脚は通用する。今年の春のスプリント王はどの馬か。

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