
2勝クラスで3戦連続2着のスズカノロッソ(セン7歳、美浦・小島茂之厩舎、父モンテロッソ)が北海道2走目となるHTB賞(3歳上2勝クラス・7月24日、札幌・芝2000メートル)で惜敗続きにピリオドを打つ。
6月26日の松前特別(3歳上2勝クラス、函館・芝2000メートル)で勝ち馬に首差と悔しい2着。その前には調子を崩してカイバを食べなくなり、馬体重が20キロ減るなどのアクシンデントもあったが、立て直してV争いを演じた。「(立て直してすぐのレースで)2着というのはやっぱり力があったということだと思います。今回は(前走より)調整過程としてはいい」と小島調教師。19日は自らがまたがって調子を確認。「キャンターはリズムがよかった」と順調な仕上がりに目を細めた。
昔は周囲に馬がいると暴れたり飛び跳ねたりしていたが、最近は去勢効果が出てきて落ち着きを見せている。滞在効果も十分で、小回り適性の高さを発揮して2勝クラス脱出を目指す。