◆第27回秋華賞・G1(10月16日、阪神・芝2000メートル)=10月12日、美浦トレセン
桜花賞、オークスと牝馬2冠のスターズオンアース(牝3歳、美浦・高柳瑞厩舎、父ドゥラメンテ)は2週連続でクリストフ・ルメール騎手が騎乗して、Wコースで2頭併せ。後方から追走し、最後は直線で内に入ると、手綱を持ったままで瞬時に僚馬を抜き去った。5ハロン66秒3―11秒6で先着した。同馬を管理する高柳瑞調教師が「なんとかもう一ついい結果を出したい」と意気込みを語った。
―2冠目となったオークスを振り返ってください。
「能力の高い馬なんで、うまく結果が出て良かったと思います」
―不利と言われる大外枠からの勝利でした。
「オークスの大外枠は正直、有利な枠じゃないと思っていました。スタートを決めていいポジションをとれたのが大きかったですね」
―ゴール前の伸びは見事でした。
「見ての通り素晴らしかったですね」
―オークス後には両前脚を剥離骨折というアクシデントもありました。
「手術後の回復も順調で、予定通り山元トレセンで調整できました」
―骨折の影響はどうですか?
「健康な馬を休ませての立ち上げではないので、多少は影響があるかもしれません」
―1週前はルメール騎手が騎乗して、美浦・Wコースでの追い切り。どうでしたか?
「2週前の追い切りより一段階上がった感じがしました。段階を踏んで上がってきました。動きは良かったと思います」
―最終追い切りも再度ルメール騎手がまたがって、美浦・Wコースで追い切りました。
「先週に比べてさらに上がったかなという感じがします」
―春と比べてどんなところが成長していますか?
「体は少し大きくなりました。元々能力は高かったので、それを維持するというか、順調に成長しています」
―以前はモタれる面もありました。現在はどうですか?
「調教でも多少は見せています。春に比べたらマシかなという感じです」
―秋華賞の舞台となる阪神2000メートルはどうですか?
「東京と比べるとやはり小回りなので、スムーズな競馬をして欲しいですね」
―レース展開はどうイメージしていますか?
「ルメール騎手にお任せします」
―史上7頭目の牝馬3冠がかかります。
「すごく注目されているんで、それなりにプレッシャーを感じています。馬のためにもなんとか結果を出したいです」
―ファンへ一言。
「すごく能力が高い馬で、ここまでG1を2つ取れました。なんとかもう1ついい結果を出したいです」