【2歳新馬評価】ディヴァージオン、大外枠から巧みな立ち回り…Mデムーロ騎手「すごくスタートが速かった」

ディヴァージオン(左)
ディヴァージオン(左)

 中山、阪神、中京の3場開催で土曜、日曜合計9鞍が組まれた新馬戦。外厩別ではチャンピオンヒルズ、グリーンウッドが2勝を挙げ、昨年上位の山元TC、ノーザンファーム天栄、ノーザンファームしがらき、吉澤ステーブルEAST、吉澤ステーブルWESTが1勝を挙げた。

【12月4日・中山5R、2歳新馬、芝2000メートル、良馬場=14頭立て】

◆ディヴァージオン(牝、栗東・藤岡健一厩舎、父サトノダイヤモンド、母スコアズビー、母の父ロックオブジブラルタル)420キロ、馬主=幅田昌伸、生産牧場=猿倉牧場

【血統】父は札幌2歳S3着ダイヤモンドハンズを出した。祖母シルバーチャリス(父レインボークエスト)の系統は、ダービー卿CT勝ち馬ロジチャリス(牡、父ダイワメジャー)、京都2歳S優勝のグレイル(牡、父ハーツクライ)を出した可能性を秘めた母系。

【レースVTR】大外枠から好スタートを決め、外の6番手で折り合いに専念。抜群の手応えで最後の直線に向くと、鞍上のムチにもしっかりと反応し、坂を駆け上がったところで先頭に立つと、ゴール直前で外から迫ったホウオウバーナードを頭差で退けた。勝ち時計は2分5秒0。

【コメント】Mデムーロ騎手「調教も結構動いていたし、少し敏感なところがあって外枠で心配だったけど、すごくスタートが速かった。(ゴール前で)2着馬が来たところでもう一回伸びてくれた」

【将来性】★★★  

【先週の新馬勝ち上がり外厩(放牧牧場)一覧】

フォースターデイズ◇3日中山5R芝1200(ノーザンファーム天栄)

ラックスアットゼア◇3日中山6Rダ1200(吉澤ステーブルEAST)

フルングニル   ◇3日阪神5Rダ1800(グリーンウッド)

イリゼ      ◇3日阪神6R芝1400(ノーザンファームしがらき)

タイセイマンボ  ◇4日中山4Rダ1800(チャンピオンヒルズ)

ディヴァージオン ◇4日中山5R芝2000(グリーンウッド)

トンジンチ    ◇4日阪神5R芝1800(吉澤ステーブルWEST)

インヒズアイズ  ◇4日阪神6Rダ1400(チャンピオンヒルズ)

ワンダイレクト  ◇4日中京5R芝2000(山元TC)

【2021年の外厩別2歳新馬戦勝ち上がり=かっこ内は連対率】

1  ノーザンファームしがらき   37勝(31・2%)

2  ノーザンファーム天栄     36勝(32・1%)

3  山元トレーニングセンター   20勝(19・5%)

4  チャンピオンヒルズ      17勝(19・2%)

5  吉澤ステーブルWEST    14勝(21・4%)

6  大山ヒルズ          12勝(26・3%)

7  吉澤ステーブルEAST    11勝(25・4%)

8  グリーンウッド・トレーニング  9勝(17・2%)

9  宇治田原優駿ステーブル     8勝(13・1%)

10 阿見トレーニングセンター    6勝(10・2%)

※競馬サイト「馬トク」からのデータ

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