
◆第74回阪神ジュベナイルF・G1(12月11日、阪神競馬場・芝1600メートル)
阪神ジュベナイルフィリーズ・G1(11日、阪神)でデビュー3年目の原優介騎手(22)=美浦・小桧山厩舎=が、ミシシッピテソーロとのコンビでG1初騎乗を果たす。
調教ヘルメットの上にあるポンポンを明るいオレンジに替えるほどの目立ちたがり屋が、最も目立てる舞台に立つ。今春、師匠などの計らいでトーラスジェミニとのコンビで安田記念に挑む予定も、G1騎乗資格31勝に届かず。今回ようやく念願がかない「(オーナーには)過去にもオファーをいただいていたんです。でも31勝をクリアしていなかった。それでも依頼をいただけて、うれしいです」と感謝は尽きない。
パートナーに実戦は初騎乗だが、デビュー前に1度騎乗した。7日に再びコンタクトをとり「まだまだ緩いと思っていたけどダリア賞を勝って素質があったんだなと。もっと良くなりそうですね」と成長を感じ取った。
先週は石川がジュンライトボルトに騎乗しG1初制覇するなど、今秋だけで同じ20代3人がG1ジョッキーの仲間入り。チャンスを手にした22歳も「いい流れに乗れたら」と言葉に力を込めた。
◆原 優介(はら・ゆうすけ)2000年6月10日、東京都生まれ。22歳。騎手3年目。同期に泉谷楓真、秋山稔樹ら。JRA通算1425戦33勝)。今年10月30日にタケルジャックで勝利し、G1騎乗資格となる31勝をクリア