
両親で合計15冠の“スーパーサラブレッド”が誕生した。現役時代に国内外でG1を9勝した最強牝馬のアーモンドアイ(牝10歳)と、G1を6勝した世界最強馬のイクイノックス(牡6歳)の産駒である牡馬が、2月22日に生まれたことが分かった。アーモンドアイの第4子で、2月28日にシルク・ホースクラブのXで発表された。ノーザンホースパークのXでも近況が明かされ、現在は放牧地の生活に慣らしているところで、寝転んだ子馬をアーモンドアイが起こそうと世話をする動画も公開された。
順調に調整が進めば、27年の夏以降にデビューとなる。

母のアーモンドアイはラストランの20年ジャパンCなど国内外で芝G1歴代最多の9勝を挙げ、18、20年の年度代表馬に選出。23年度の顕彰馬に選定された。初子のアロンズロッド(牡3歳、美浦・国枝栄厩舎、父エピファネイア)は、2月8日の東京で初勝利を挙げるも、左前脚の骨折が判明して春は全休。現2歳のプロメサアルムンド(牡)はモーリスの産駒。1歳の「アーモンドアイの2024(牝)」は、キタサンブラックの産駒となっている。
父のイクイノックスは国内外でG1を6勝し、2022、23年と2年連続で年度代表馬になった。現役最後のレースで1着になったジャパンCでは日本競馬史上最高のレーティング135を獲得し、23年の世界ランク1位に輝いた。産駒は今年の当歳が初年度。1月30日には白毛馬初のG1ホース・ソダシとの子供が誕生した。
今後も注目牝馬が交配相手の産駒が続々と誕生の予定。20、21年に宝塚記念連覇などG1を4勝したクロノジェネシス(以下予定日4月4日)、G1を5勝したドウデュースの母のダストアンドダイヤモンズ(4月24日)、昨年の2冠牝馬チェルヴィニアの母チェッキーノ(4月6日)、2019年の有馬記念など国内外でG1を4勝したリスグラシュー(4月20日)などとの産駒の誕生が控えている。