
【中山11R・オーシャンステークス】ママコチャは初勝利を挙げたキャリア3戦目から前走まで、16戦連続で4角5番手以内と安定した先行力の持ち主。昨年までは春の中山2週目だったが、開幕週にスライドしたこともあり、脚質的な魅力が大きい。
実績も十分だ。今回と同舞台の23年スプリンターズS覇者で、連覇を狙った昨年は4着とはいえ0秒1差。前走の阪神Cも結果的に切れ負けした展開になりながら0秒2差の5着と大きく負けていない。短距離路線では間違いなくトップクラスの牝馬だ。
本来は叩き良化型だが、2、1週前は栗東・CWコースで好時計をマークし、今週の坂路での最終追い切りも52秒9―12秒3を楽々とマーク。高松宮記念を見据えた前哨戦の位置づけだとしても、脚質、実績、調教の総合力でリードする。
ステークホルダーは直近2戦の連勝を含め、当舞台は3戦3勝。短期放牧を挟んで仕上がりも順調。重賞初挑戦でも上位争いに加わってくる。ヴェントヴォーチェは一昨年の覇者で、前回内容から年齢を重ねても衰えは感じない。