【岩田康誠の熱血!!競馬道】ペアポルックスで挑むオーシャンS リズム守って末脚引き出す

ペアポルックス
ペアポルックス

 今週末の競馬で東西8人の調教師の方が引退されます。最近でいえば、藤沢調教師は21年にクリノガウディーの調教をつきっきりに近い状態で任せてもらうなど、お世話になりました。とにかく真面目に競馬と向き合う昭和の香りが漂う方。もう一段階上に突き抜けそうな感触がありながら、重賞タイトルを取らせてあげられなかったのは本当に心残りです。毎年ですが、この時期は古き良き雰囲気のあるホースマンが去るのが寂しい。本当にお疲れさまでした。

 今週は土曜に中山、日曜に阪神で騎乗します。土曜メインのオーシャンSはペアポルックス。正直、前走はかなり手応えを持っての参戦でしたが、手応えが怪しくなった4コーナーからはバタバタになってしまって…。具合はよかっただけに、首を傾げるしかない14着という大敗でした。

 強いて敗因を挙げるとすれば、逃げ馬についていきすぎたかな、と。ただ、あんなに負ける馬ではないはずです。今回は自分のリズムを守りつつ、しまいの脚をうまく引き出したい。本来の走りなら、重賞でもヒケを取らないだけの力はあります。(JRA騎手)

最新記事

さらに表示
ニュース検索
馬トク SNSアカウント
  • X (旧Twitter)
  • facebookページ
  • Instagram
  • LINE公式アカウント
  • Youtubeチャンネル