【中山記念】“キング姐さん”6歳相棒と今季のラスト重賞飾る「一個でも多く結果を残せるように頑張りたい」

短期免許ラスト週も活躍を誓ったキング
短期免許ラスト週も活躍を誓ったキング

◆第99回中山記念・G2(3月2日、中山・芝1800メートル=1着馬に大阪杯の優先出走権)

 フェブラリーSで女性初のJRA平地G1制覇を成し遂げたレイチェル・キング騎手(34)=英国=は、2日の中山で今回のJRA短期免許ラスト騎乗となる。24年の重賞2勝を超える実績を残し、歴史に名を刻んだ来日を振り返り「今回もまた結果を出せて良かった。特にG1を取れたのはうれしいです」と、笑顔を見せたキング。だが、すぐ真剣な表情に戻り「まだ仕事が残っています。一個でも多く結果を残せるように頑張りたい」と、力強く意気込んだ。

 最終日の中山記念では、コンビで2勝クラスを制したサイルーンに約1年ぶりの騎乗。1週前追い切りで感触を確かめ「動きは良くなっていました。今回は相手が強くなるけど、乗るのが楽しみです」と、手応えを口にする。1日の阪神9Rではファイアンクランツと2戦連続のコンビ。こちらも追い切りにまたがり「前回の疲れもないし、いい動きをしていました」と、自信をのぞかせた。

 土曜に阪神、日曜に中山とハードな日程になるが、先週末は金曜日にサウジアラビアで騎乗し日曜日にフェブラリーSを勝利と、移動は全く苦にしていない。「全然へっちゃら。サウジからの移動に比べたらね」と白い歯を見せる“姐さん”の、最後の大暴れに期待したい。(角田 晨)

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