香港の地元紙「サウスチャイナ・モーニング・ポスト」電子版は11日、「モレイラ、香港国際競走の栄光を手にすることなく、シャティンに別れを告げる。“みんな愛している”」とのタイトルで記事をアップ。4度のリーディング騎手を獲得するなど香港での輝かしいキャリアを終えた「マジックマン」のラスト騎乗を伝えた。
股関節の持病と闘うモレイラ騎手は、すでに香港での騎手免許を返上。母国ブラジルで騎手免許を取得しているが、11日の香港国際競走で依頼された日本馬3頭に騎乗した。結果はグローリーヴェイズとのコンビで3勝目を狙ったヴァーズは3着。スプリントのレシステンシアは13着、カップのレイパパレは9着に終わった。同紙では「ウインマリリンが香港ヴァーズを制し、グローリーヴェイズとモレイラのパーティーを台無しにした」という記事も掲載している。
また、同紙では「香港で過ごした時間は、競馬のことだけでなく、良い友人たちとの出会いも含めて、素晴らしいものでした。私のお別れに来てくれたすべての人々に感謝します。本当にありがとう」とモレイラの談話を紹介した。