◆アイリーン(1月29日、中京6R・3歳新馬、芝2000メートル=5着)
スタート直後に外によれて行き脚がつかず道中は後方待機。それでも3コーナー過ぎから手応え良く馬群の外を進出し、直線も馬場の真ん中から力強く脚を伸ばした。前半1000メートル1分4秒1のスローペースで、展開が向かなかった点なども加味すれば今後につながるデビュー戦。鮫島克駿騎手も「まだ緩さもありますね。ヨーイドンの競馬で切れ負けする形になりましたが、内容は悪くない」と評価した。
半姉が14年秋華賞、15年ジャパンCを制したショウナンパンドラと、魅力的な血統背景。完成途上ながらデビュー前に栗東・坂路で51秒5の好時計をマークしたように、持っている能力は確かだ。今後の成長に注目していきたい。(戸田 和彦)